<<田町でお花見>>慶應大に1番近く、田町周辺の賃貸・管理・売買は田町不動産へ

田町周辺のお花見スポットといえばやはり芝公園でしょう。明治６年(1873)に指定された、日本で最も古い公園の１つです。丸山古墳と弁天池周辺を中心に、染井吉野、枝垂桜、ヤマザクラ、サトザクラなど約200本が植えられています。見頃は３月下旬から４月上旬ごろ。八重のサトザクラはそれより少し遅く咲きます。公園は無料でいつでも入れるため昼も夜も花見の宴会客でにぎやかです。シーズン中はゴミ箱や仮設トイレも準備されます。

桜とお寺と東京タワーの組み合わせも なかなかです。

公園周辺では増上寺の桜も見事です。染井吉野や枝垂桜など約200本が植えられています。表門の枝垂桜は見事ですし、東京タワーと桜が見える場所は絶好の撮影ポイントでしょう。

更に東に足を延ばしたところにある、芝大神宮の染井吉野もなかなか立派です。こちらは土ではなく、人工地盤の上(ビル2～3階の高さ)に数本の桜が植えられていて、桜がより大きく感じられます。境内にいる猫も可愛いです。

まるでビルの間から桜が 湧き出しているかのようです。

慶応義塾大学東門近く(当社の近くでもあります)の春日神社にも、数本の見事な染井吉野とヤマザクラ(数日早咲き)があり、本殿へ続く石段を飾ります。ただ、隣のビルが迫っていてちょっと窮屈そう。お花見散歩を兼ねてお参りしてみてはいかがでしょうか。ライトアップが行なわれる年があります。

慶応義塾大学三田キャンパス内にも多数の桜が植えられています。特に古い染井吉野が立派に育っているようで、それらを身近に見られる学生さんがうらやましいです。染井吉野よりも10日程度開花の早い大寒桜や、数日早いヤマザクラもあります。(個人の立ち入りは許可不要とのことです。)

2013年は周辺の染井吉野よりも やや早咲きでした。

南に下って、御田八幡神社にも大きな染井吉野が数本あります。こちらもお散歩がてら花を見に行くのにいい場所だと思います。ここには正月15日と5月15日に釜で湯をわかし、音を聞いてその年の吉兆を占う「釜鳴神事」が行なわれます。こうした神事が残されているのは都内でも珍しいそうです。「御田」(みた)は「三田」の古称です。

三田4丁目は江戸時代からの寺町です。ここにあるお寺のうち、忍願寺、長松寺、大信寺、魚籃寺などには染井吉野が植えられていて、特に長松寺、大信寺、魚籃寺ではよい雰囲気を醸し出しています。桜の頃にお寺めぐりをすると一層贅沢な気持ちになれます。

長松寺の染井吉野。

山門前の染井吉野。

泉岳寺の門前と境内にも桜が植えられています。ここに葬られたうち、赤穂藩主の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が自害したのは、旧暦3月15日の桜咲く頃だったと言われます。今咲いている桜は内匠頭ら無念の死を遂げた武士たちの魂をなぐさめているでしょうか。

高輪のザ・プリンスサクラタワー東京の日本庭園には19種類233本の桜があり、桜メニューや桜の見える部屋の宿泊プランなどが期間限定で提供されます。

2015年5月オープンの品川シーズンテラス(港区港南1-2-70)には、古いものも含めて桜が数本あります。お子様連れの方がピクニックで利用しているのを見かけます。

この他、街なかにポツポツと染井吉野が植えられています。こうした桜を見つけながら田町散歩をするのも楽しいものです。

バス等での移動が必要となりますが、六本木ヒルズ、アークヒルズ、東京ミッドタウン、赤坂サカスは、港区のさくら新名所と言っていいかも知れません。それぞれの場所ではライトアップも予定されていますので、お仕事終わりにちょっと足を延ばすのも楽しいでしょう。

背景はザ・プリンスサクラタワー東京。下はさくら桟敷。 この時、桟敷の利用は1人3万円からとのことでした・・・。

住友不動産三田ツインビル西館の公開空地にカンヒザクラがあります。この桜は沖縄にある種類で、赤みの強い花があまり開ききらず、下向きに咲くのが特徴です。3月中旬ごろが見頃です。

また、先ほど紹介した芝公園や増上寺にはたくさんの梅も植えられていて、桜に先んじてはかなげな花を咲かせます。

名前は似ていて桜とは違う種類の花ですが、住友不動産三田ツインビル西館(公開空地)には、芝桜の花が一面に植えられています。毎年桜から少し遅れた頃に、芝ざくら祭りが開催されています。

ちなみに、桜が咲く季節とはいえ、夜は真冬の昼間くらいの気温まで下がることがあり意外に寒いものです。夜桜見物には防寒対策をしっかりとしてお出かけください。