#全日 研修の報告

2024年12月09日

#田町不動産 です。

 

全日東京会館

 

弊社は #全日本不動産協会 に加盟している不動産会社ですが、
この通称 #全日 は、会員企業向けの研修が充実している不動産協会
なのだそうですね。

 

筆者は今年、夏に売買案件に関する研修を受講し、
先月は 下記の #賃料増額請求 についての研修を受講しました。

 

増減額

 

「生き馬の眼を抜くスピードが必要」と言われる不動産業界において、
不断の勉強は大事であると感じています。

 

本日は、上記の研修で学んだ内容について考えたいと思います。

■研修のテーマはオーナー様向けだけれど・・・

今回の研修講師の方のお話は、
主に事業用物件のテナント様に対する #賃料増額請求 のお話でした。
弊社のような、居住用物件の取り扱いが中心の不動産屋さんには、
扱う金額が大きい印象でありました。

■#賃料増額請求 のリアルはどうか?

昨年・一昨年あたりからですが、弊社管理物件についても、
オーナー様から「賃料を値上げさせてもらいたい。店子さんと交渉してください」
という方が増えております。

 

曰く「税金が増えている」と仰るオーナーさんがほとんどです。

オーナー様も様々ですが、店子さんも様々なので、
賃料増額のお願いの結果は様々です

 

そこで、筆者は今回の研修を受講することにしました。

■研修で聞いてきた内容をチラ見せ

筆者がお伺いしてきたお話の一端は下記の通りです。

 

・請求、調停、裁判のフルコースだと2年程度の時間がかかることが多い
・賃料増額請求は、「事情変更の法理」が適用されない
・弁護士さんと、裁判をやったことがある不動産鑑定士さんを、セットでアサインする
「直近合意時点」からの経過年数が大事
・弁護士さんにお願いした時の報酬の目安は、賃料の2~5ヶ月分

 

これくらいにしておかないと、講師の先生に怒られそうです(笑)

■借主さんサイドはどうしたらよいか?

今回の研修は、オーナーさんサイドのお話だったのですが、
筆者としては、「借主さんはどうしたらよいのだろう?」と考えてしまいました。

 

筆者がこの数日考えた結果(の一部)は、下記の通りです。

要は、上記の逆です。

 

1.フルコースで戦うのは「借主に確実に不利」だから、フルコースに突入する前に解決する

 

2.賃料増減額請求の裁判に詳しい不動産鑑定士さんを何が何でもアサインする

 

3.物価等が上がるということは、「賃料も上がるもの」と認識する

 

4.「直近合意時点」の賃料を確認し、経過年数を鑑みて戦うかどうかを検討する

 

ほか、気になる方はご来店時にお伝えします。

 

以上、ご参考になれば幸甚です。

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